RN200 開卷: 來自日本釧路的祝福

『鐵道情報』をご愛読する台湾の鉄道ファンの皆様、こんにちは。JR北海道釧路支社長の矢﨑義明です。

先日は、鐵道情報編集長、古庭維先生のご来訪を頂き、楽しくご歓談できましたことに御礼申し上げます。

私共JR北海道釧路支社は北海道の東部分を管轄します。釧路を中心に、帯広、根室、摩周、知床斜里と北海道各都市を線路で繋ぎ守り続けています。日本最東端の東根室駅、満足度日本一に選ばれた釧網本線も私たちの管轄です。

私共の所管する線区に多くのスタートレインを運行しています。1067mm軌では世界最高峰の性能を誇るDMU特急列車、キハ283系「スーパーおおぞら」、白銀の大自然の中をC11が力強く走る「SL冬の湿原号」、夏の湿原を優雅に走る「くしろ湿原ノロッコ号」、厳冬の流氷の海を臨んで走る「流氷ノロッコ号」、ローカル線と駅前足湯が同時に楽しめる「足湯めぐり号」、日本最長距離を走る普通列車2429Dと個性溢れる様々な列車が走ります。SL冬の湿原号は2011年2月に乗客通算20万人、流氷ノロッコ号は3月に30万人を達成しました。

しかし私が台湾の鉄道ファンの皆様にお勧めしたいのはこれらの列車は勿論ですが、是非「普通列車」にも乗って見て下さい。ちょっとした合間の時間に、時刻表を見ながら1駅、2駅でも短い区間を乗って帰って来るだけで十分です。北海道に暮らす人々の等身大の姿やかつて隆盛を極めた鉄道施設の痕跡など、ガイドブックには決して載らない、貴方だけの小さな鉄道旅行は人生の大きな想い出になると思います。

私は昨年、JR釧路支社主催の旅行で列車に乗って台湾を一周しました。中でもゆったりした座席で美しい車窓を楽しめる南迴線~花東線の自強號、壮大な太魯閣渓谷の感動を胸に、あっという間に台北へ駆け抜けた太魯閣號、清潔な車内ときめ細やかなサービスは同じ鉄道事業者として大変勉強になりました。小さな駅で退避するローカル列車にも心ときめきました。また、JR北海道山岳部部長でもある私としては、車窓に見える玉山や太魯閣渓谷の雄大な山々はいつかじっくり登ってみたいものです。

さて、2011年は釧路~白糠開業110周年、花咲線(釧路~根室)全通90周年、釧路~網走全通80周年、石勝線開通30周年と、釧路支社にとっては記念すべき1年です。これに合わせて様々な記念行事を行うべく準備中です。さらには、釧路と台湾の鉄道愛好者の絆を深めるべく一層の努力をしたいと思っています。台湾の鉄道ファンの皆様、是非釧路にお越しください。

最後になりますが『鐵道情報』創刊200号に心よりお祝い申し上げます。今後の益々のご発展をこの釧路の地からお祈り申し上げます。

春の日差しの差し込む支社長室より 
北海道旅客鉄道株式会社取締役釧路支社長 矢﨑義明

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鐵道情報 200 期